2018年08月12日

あたらしいブログをはじめました

あたらしいブログをはじめております。

このブログに直接ブックマークをつけている方は、海浜動物医療センターのホームページの「獣医師日記」というコーナーにブックマークを付け替えていただければとおもいます。

よろしくお願いいたします。
posted by kaihin-amc at 22:40| Comment(0) | ブログを移転しました

2018年08月03日

ブログを移転します

暑い日がつづきますね。動物病院に動物を連れていらっしゃるのも一苦労かとおもいます。院内の冷房には気を配っておりますが、ご要望がございましたら、お声がけいただければ助かります。

さて、8月1日に病院のホームページをリニューアルいたしました。遅ればせながら、スマートフォン対応にするとともに、今後はトリミングやしつけ・パピーパーティーの様子をインスタグラムでお伝えする予定です。

それにともない、私が書いているブログも移転いたします。

ありがたいことに、私のブログの更新を楽しみにしていただいている方々がいらっしゃって、そのおかげで(更新が滞ることがたびたびですが)なんとか記事を書きつづけることができています。

今後はよりこまめに記事をアップしていけたらと考えています。気楽に読める記事も増やして、病院での出来事・私を含めた病院スタッフのおもいや考え方などをもっとお伝えしていこうとおもっています。
posted by kaihin-amc at 00:00| Comment(0) | 動物病院

2018年07月26日

宇宙で一番暑い場所

やっと暑さが和らぎました。夜にエアコンを切ったのはひさしぶりです(私と妻が暑さにがまんできても、子どもたちが寝苦しそうにするので、エアコンは切れずにいました)。

暑いなあ、どこか涼しいところにいきたいなあと考えていたら、そういえば、温度って、どこまであがるんだろうと疑問におもいました。温度は分子の運動によるものだから、理屈では上限がなさそうですが、現実にはどこまでも温度があがるというわけではないようです。そのあたりはここのサイトがわかりやすいです(超超超・・・高温になるような天体はエネルギー量が膨大すぎて、ブラックホールに転じてしまうらしい)。

近々、NASAは太陽にむけて、探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」を打ち上げます。耐熱仕様になっていて、太陽までの距離590万キロメートルまで接近するそうです(太陽と地球の距離は約1億5000万キロメートルもあります。590万キロメートルはその約4%。1メートル先に人間がいたとしたら、4cmまで接近して観察するということですね)。

宇宙のことをネット検索していたら、日本語の「単位」についてのサイト「巨大数研究Wiki」にたどりつきました。
万→億→兆→京→垓までは知っていますが、それ以上の単位は知りませんでした。「垓」の次は、𥝱→穣→溝→澗→正→載→極→恒河沙→阿僧祇→那由他→不可思議→無量大数。

阿僧祇(さそうぎ)は10の56乗。これがどれだけの巨大な数かというと「太陽は、約12阿僧祇個の水素原子を持つ」というから驚きます。

恒河沙(ごうがしゃ)はガンジス河の砂の数ほど多い、というところに由来するそうですが、「ガンジス河の砂の数は10の52乗よりはるかに少ない」そうです。

巨大な数のことを考えていたら、ドキドキ・ワクワクして、体温があがった気がします。暑苦しい記事で失礼しました。
posted by kaihin-amc at 23:10| Comment(0) | 日記

2018年07月21日

オクラの花が咲きました

k20180717.jpg

畑に植えたオクラが花を咲かせました。ややぶっきらぼうな印象のするオクラの実からは想像できない、きれいな花です。

k20180717b.jpg

猛暑に負けず、借りている市民農園の野菜たちはがんばって実をつけています。写真はある日の収穫です。今年はナスが順調です。

posted by kaihin-amc at 23:30| Comment(0) | 日記

思い出話:「新・心のサプリ」より抜粋

k20180721.jpg

「思い出話というものをしたことがなかった」という一文ではじまる、海原純子さんのエッセイから、長文を引用します(2018年7月8日付の毎日新聞、新・心のサプリ)。
さて、この春16年同居した猫がなくなり、その経緯はこのコラムでも書かせていただいたのだが、連載を始めて以来最も多くの反響があり、ずい分たくさんの方が同じような思いを共有しているのだ、と感じて驚いた。

いただいたお手紙の中に、ご自分も同じように猫をなくされたが、猫が死を受け入れ怖れることなく旅立つのをみて、自分ももう死を怖れるのをやめて一日一日を大事に過ごそうと思い、生と死に対する考え方が変わった、という内容がつづられていて心に沁みた。

また、私が産業医をしている企業に勤務する女性は、まだ20代の、就職が決まり働き始めたばかりの息子さんが非常にまれな悪性腫瘍と診断され、入院し化学療法をうけていた。息子さんの大好きな猫を家で飼おうと、家族で「保護猫」をえらびひきとってきて写真をスマホで病院に送ったら、息子さんは酸素吸入をうけながら、Vサインをつくり唇で「ナイスチョイス」と伝えた。猫をひきとってきたその日の夜、息子さんは亡くなった。
「退院したら抱かせてやりたかったのに」という猫について「その猫が家に来てからの日数は、息子が亡くなってからの日数でもあるのです」と女性は話してくれた。

新聞のコラムを読んだ方からいろいろな場所で、猫にまつわるさまざまな話をきいた。また多くの方から私と猫の話について問われることがあり、猫との最後の1週間の話をすることになった。思い出を少しずつ振り返る。何を感じ、何を願い、何を共有し、どう受け入れ、どのように過ごしたか。さみしくても悲しくはない、という体験したことのない思いを教えてくれた猫にどんなに感謝したか。共に過ごした日々をどんなに愛していたか。思い出話である。すると、不思議なことに、思い出話は、過去のことではなくなり、「今」になる。過去と今がつながり、失ったものは何もない、という感覚が生まれてくる。

大切な人や、愛する対象を失うことはつらい。しばらくは思い出話はできないだろう。でもある時、大切な人や、共に暮らした仲間との幸せな日々や言葉を振り返る時、その瞬間、思い出は過去ではなく、今になり、私たちを支えてくれる。
このコラムは毎日新聞の日曜版で連載されています。
posted by kaihin-amc at 23:26| Comment(0) | いろいろなこと

2018年07月14日

ペットに輸血が必要になったとき

W様、先日は輸血にご協力いただき、本当にありがとうございました。おかげで輸血を受けたワンちゃんは貧血が改善して、その飼い主様もとても喜んでいらっしゃいました。

人間の医療では輸血はめずらしいものではありません。抗がん剤の治療、手術などで輸血をして、助かる命も多いでしょう(日本赤十字社のHPでは、27年度の血液事業の収入総額は1613億円。献血量は193万リットルと膨大なものになっています)。

反対にペットの世界ではその敷居は低いとはいえないのが実情です。
日本の小動物医療の世界では、輸血のシステムがまだまだ整っておらず、通院している犬や猫に輸血が必要になったとき、その対応は動物病院次第です。

「輸血用の犬・猫を飼っているので、輸血ができます」というところもあれば、「うちは輸血用の動物を飼う余裕はない。ご自身で大きなワンちゃんを連れてきてもらえれば、その子から採血をして、輸血をします」というところもあります。

輸血にはいわゆる拒絶反応を事前にチェックする「交差適合試験」という作業も必要で、人手の少ない動物病院では輸血ができる他院を紹介することもあります。

海浜動物医療センターでは、残念ながら、まだ輸血用の動物を飼育しておりません。
そこで飼い主様のご厚意に甘えて、供血できる条件を備えたワンちゃんたちに供血をお願いしています。

輸血は突然必要になります。飼い主様にもお仕事や都合があります。そうした中でも、なんとかこちらの事情にあわせて、愛犬を連れてきて下さる方がいらっしゃいます。本当にありがたいことです。また、当院で自前の犬を飼っていないことを申し訳ないともおもっています。

人間とおなじように、輸血が必要になったとき、迅速に血液を用意できたらどんなにかいいだろうと、いつも感じます。当面は飼い主様のご協力に頼らざるをえませんが、いずれは業界全体が動いて、しっかりとした輸血システムを構築するのが理想だと、個人的には考えています。

供血に理解を示して下さる飼い主様には、スタッフ一同、大変感謝しております。W様、本当にありがとうございました。
posted by kaihin-amc at 00:04| Comment(0) | 動物病院

2018年07月10日

呼吸悪化に気をつけて下さい

k20180709.jpg

猛暑と天候不順のせいか、状態の悪いペットたちが毎日来院しています。入院する犬や猫も増えています。

呼吸悪化に苦しむ犬も目立っています。フレンチブルドッグなど、いわゆる「短頭種」と呼ぶ犬の飼い主さんは気をつけてください。
「いびきをかきやすい」「がーがーという音をたてて呼吸をしている」といった犬たちは、この暑さや湿気で一気に呼吸状態が悪化して、ときには命にかかわることがあります。
咳がとまらない、呼吸が苦しすぎて吐いている・・・そうしたときは早急にご来院下さい。時間がたつほどに症状が悪化して、治療が難しくなることがあります(手ぬぐいなどで包んだ保冷剤をのどにあてて冷やすことは、とりあえずの応急手当には有効です)。

「泥のような下痢をしている」「吐いている」、そうした症状も最近は多いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

西日本の豪雨では大勢の方が犠牲になっています。家族と離ればなれになったペットたちもいるのでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さいわい、私が住んでいる東京・江戸川区では大きな被害は出ていません。今朝は美しい空が広がっていました。写真は6時半ごろ、ほぼ真東の空です。

夜、カルテを書いている途中、事務部のKさんと雑談をしました。生きものの不思議、地球の豊かさなどについて、ちょっと話をしました。あわただしい毎日ですが、Kさんとこうした話をすることで、1日の疲れがすぅーっと薄れるようでした。

posted by kaihin-amc at 00:14| Comment(0) | 動物病院

2018年07月03日

夕空をみて、もうひとがんばりしようとおもう

k20180703a.jpg

最近は夕方6時をすぎても、空が明るい。あと少しで今日の診察が終わりそうなころ、美しい夕空が広がりはじめる。

posted by kaihin-amc at 22:31| Comment(0) | 動物病院

2018年06月28日

いまさらながらの本を読みはじめる

先日、当院を担当して下さっている営業担当の方から「最近、どんな本を読んでいますか」といった趣旨の質問をいただきました。

最近はあまり本を読んでいない・・・。ちょっとずつは獣医学の勉強はしていますが、それは読書とはいえない。育児の本は机の上に6冊置いてあって、気が向いたら、どれかを手にしている程度。しいていえば、ロバート・A・ハインライン『宇宙の戦士』を読んでいる。325ページまで読みすすめた。しおりをはさむ習慣がないので、いつもどこまで読んだかなあと探して、読みおわったところに目を通すこともある。

いまさらながらですが、カズオ・イシグロ『忘れられた巨人』『わたしを離さないで』を買った。小説を読みたいという欲求がひさしぶりにわいてきたらしい。現実のことばかりを考えている毎日だからだろうか。

最近考えているのは (1) 朝、立ち寄るスーパーで「イチゴスペシャル」という菓子パンの在庫があるか、(2) その日の診療と動物の具合、(3) 夕空はきれいだろうか、(4) 夕食はなんだろう、(5) 子どもたちはもう眠っているかな・・・です。テレビはもともとほとんどみない。ゲームはしない。お酒は飲まない。あー、なんて真面目な生活でしょう。

20代のときのように、朝目覚めて「京都のお寺をみにいこう」と決めて、さっと新幹線にのって、京都のビジネスホテルに泊まって・・・なんてことができれば素敵ですが、愛する家族を置いて、そんなこともできません。

でも、いまの真面目な生活も意外と肌にあっているともおもっています。私にはひそかな夢があるのですが(ひそかといいながら、病院では公言していますが)、江戸川区と美浜区を行き来する生活だって、なかなかに刺激的です。花一輪の美しさだって、受け止めきれない豊穣。今日の夕空の1秒の美しさでさえ、的確に表現する言葉を持たない。

明日、イチゴスペシャル、あるかな。
posted by kaihin-amc at 22:51| Comment(2) | 日記

畑の話と「人間の力では変えられない厳しい現実」

k20180628.jpg

今日は非番。借りている(とても小さな)市民農園にいってきました。たまにしか野菜たちの世話ができませんが、それでも、野菜たちはがんばって成長していました。キュウリ・ナスは次々と実をつけて、エダマメ・トウモロコシは存在感を増していました。ミニトマトの収穫が開始。シシトウ・トウガラシも少しずつとれています。

最近、日曜日は毎日新聞を読んでいます。人生や命にかかわる記事が多いのと、充実した書評欄があるのが理由です。

6月24日付の毎日新聞8面には、国立がん研究センター東病院・がん相談統括専門職の坂本はと恵さんによる話がでていました。
がん医療の現場にいると、時にがんの根治が難しいなど、人間の力では変えられない厳しい現実に直面します」
「人間の力では変えられない厳しい現実」。毎日のように、私も診療の場で直面することです。緩和ケアに移行することの難しさ、飼い主さんに事実を伝える難しさ、病状をコントロールできないもどかしさ・・・自分のいたらなさもあるのでしょうが、いまの獣医療では歯が立たないものもあります。あるいは、私の表現力・コミュニケーション力の不足が、飼い主さんを救えずにいる一因になっていることもあるでしょう。そんなときには、ベテラン看護師の心のこもった言葉や接し方が、飼い主さんの力になることもあります。

日々の診療に流されて、しずかにものごとを考える習慣が遠のいていました。小堀 鷗一郎『死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者』を読んで、厳しい現実にどう向き合うのか、ヒントを得ようとおもっています。
posted by kaihin-amc at 22:32| Comment(0) | 日記