2016年09月26日

その土地の猫たち

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旅先で出会う猫は、その土地の人々の雰囲気に似ている気がする。日本の猫は日本人風だし、パリの猫はパリ風だし。そのあたりは多分に先入観が働いているとはおもいますが、どうでしょう?

写真はとあるヨーロッパで出会った野良猫(ポジフィルムをデジカメで撮ったものです。ポジフィルムはFUJIFILMのPROVIA。あざやかな発色を特徴とするポジでした。いまも売っているのかしら)。原色が映える国では古ぼけたバイクも無造作に咲いている花々も、とても美しい。やせほそった野良猫ですら、美しい。日本と光の質や空気の質が違うのだろうとおもう。

この写真を撮った頃は、フィルムカメラがまだそれなりに元気で、旅先には結構な量のポジフィルムを持っていきました。空港の検査で感光しないよう、鉛の袋にフィルムを入れていたことを思い出します。
この旅に連れていったカメラは3台。キャノンの一眼レフ(フィルム)、ニコンの一眼レフ(デジタル)、ハッセルブラッド(中判フィルム)です。とても重い。荷物の半分以上は写真関係でした。

最近、旅に出ていない。見知らぬ土地の猫に会ってみたいなあ、とおもいはじめています。
posted by kaihin-amc at 01:04| Comment(4) | 旅先にて

2016年09月19日

「動物だって敬老の日」を開催しました。

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長寿の犬・猫・ウサギ・フェレットたちが今日、海浜動物医療センターに集まりました。

私たちが表彰したのは、36頭。会場にはそのご家族が計71人いらっしゃいました。
1頭ずつに手作りのメダルをプレゼントして、飼い主のみなさんには一言をお願いしました。長い時間をともに生きてきた飼い主さんの感慨は、私たちがおもうよりもずっと深いものがあって、涙をこらえ、言葉につまる方もいらっしゃいました。

捨て犬・捨て猫を保護して、そのときにはこんなにも長生きするなんておもいもしなかった、なによりも、こんなにも大きな、大切な存在になるなんておもいもしなかった。「私は猫なんて大嫌いだったんです」、それが世話をするうちに、猫びいきになって、家族の立派な一員としてともに生きるようになって。あるいは「大きな病気を何度も乗り越えてきました。今日ここにいることがとても嬉しいです」という方もいました。

足腰がよろよろになって介助が必要になる犬もいます。オムツが必要なときもあります。「睡眠時間が3時間ほどしかない」、そんな生活を送っている方もいますが、どの方のおもいもおなじです。「ずっとずっと一緒にいてほしい」。そんなふうにおもえる存在が身近にいる、本当に素敵なことです。

参加して下さった皆様に感謝いたします。老齢になってからの病気には、正直、てごわいものもあります。でも、老齢になるほどに、飼い主さんの愛情もより強いものになっていきます。私たち動物病院のスタッフは、ささやかではありますが、そんなときには、飼い主さんと手を取り合って、ペットたちのしあわせな毎日を守っていきたいと願っています。

また来年会えますように。

(写真は、飼い主のみなさんが持ち寄った写真の一部で、会場に飾りました)
posted by kaihin-amc at 18:47| Comment(4) | 動物病院

19日は「動物だって敬老の日」を開催します

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「動物だって敬老の日」を19日に開催します。長生きしたペットならではのエピソードを紹介しながら、長寿のペットを大切に飼っているみなさんを表彰します。当日はスタッフの手作りプレゼントも用意しています。ご出席される方に喜んでもらえたら何よりです。

「家ではとってもおとなしいんですよ」。
たとえば、こんなことを飼い主さんがおっしゃることがあります。犬や猫の中には、病院がこわかったり、飼い主さんを守ろうとしたり、いろいろな理由で、病院で攻撃的になる動物がいます。そこまで変わらないまでも、緊張した面持ちで、本来のかわいらしさを発揮できない動物もみかけます。
私たち動物病院のスタッフは、飼い主さんとペットができるだけ緊張しないよう心がけているつもりですが、手を触れる前から、シャーシャー怒って手をつけられない猫もいます。私たちに工夫の余地もあるのでしょうが、いたしかたない部分もあります。
でも、病院でのハンドリング以上に大切なのは、いま牙を向いていたり、爪を立てて襲ってきそうな動物たちは、病院でそうなるだけであって、自宅ではとても愛らしい姿をみせて、家族の一員として生活しているということ、そのことを思い出すことです。

ふとしたときに、飼い主さんがどんなふうにペットに出会い、そして一緒に日常生活を送っているかを教えて下さることがあります。そんなとき、私は目の前にいる動物がいかに飼い主さんにとって大切か、改めて痛感します。気を引き締めて、診療しなければならないとの考えを強めます。

つい先日、レントゲン撮影もできないほどに怒っている猫の診察をしました。ちょっとでも触れようとしようものなら、鋭い爪と牙が飛んできます。その猫の自宅での様子を、スマホの動画でみせてもらいました。おだやかでしあわせそうな寝顔。「とてもかわいいですね」、本当にそうおもいました。

この文章をご覧になっているみなさんも、どれだけ自分のうちのペットがかわいいか、大切か、それを他人にはとても伝えきれないことをご存知でしょう。他人が知ることができるのは、ほんのささやかな一面です。

「動物だって敬老の日」では、長い時間をともに生きてきた飼い主さんがいらっしゃいます。ペットとのエピソード、ペットに対する愛情、長生きしている感慨、どれをとっても、言葉にはしきれないほど豊かなものでしょう。19日はそのわずかな部分だけでも知ることができればと願っています。
posted by kaihin-amc at 00:41| Comment(2) | 動物病院