2017年08月01日

「オネアミスの翼」

自分では精一杯働いたつもりでも、今日一日、本当に飼い主のための仕事をできたのかどうか、あの判断は正しかったのか、ふと気弱になることがあります。

夜10時。病院の裏口から出て、月を見上げるときなどに、そんなことをおもう。おもう、といっても、あまり集中してものごとを考えられるエネルギーは残っていないので、正直にいえば、そんな反省というか、不安というか、それについて掘り下げて、あれこれ細かに考えることはできない。漠然におもう。

獣医大学に在学中、ある教授の言葉を思い出す。「治療は簡単。診断をつけるまでがむずかしい」。
いやいや、100%の診断を下せていても、しっかりした治療をしても、治療に反応しない動物はいっぱいいる。なにより、診断よりも、治療よりも、飼い主の不安を汲み取ったり、気持ちを共有したり、そういうことがさらにむずかしい。
真剣に仕事に取り組むとき、どんな職業のどんな仕事だって、そこに簡単な仕事はない。簡単だとおもったら、仕事を真面目に考えていないことの証拠かもしれない。

蒸し暑い帰路、(先日紹介した)K-MUSICLIFEの涼しい音楽をきいてみる。ざわついていた心がしずまるようで、ふっと心が透明になった気がする。

今日は半月だ。月だって、半分の輝きしかないことがある。

満月の明るさは、太陽の30万分の1だという文章を読んだことがあります。正しいかどうか、わかりません。
月といって思い浮かぶのは、ナショナルジオグラフィック日本版8月号の記事。
米国のIT企業グーグルがスポンサーとなり、Xプライズ財団が運営する月面探査レース「グーグル・ルナ・Xプライズ」、民間の資金で初めて月面に探査機を送り込み、高解像度の動画と静止画像を地球に送信することがミッションだ。このレースに世界の5チームが挑み、一番先にミッションを達成したチームが賞金2000万ドル(約22億円)を手にする。
ファイナリスト5チームの1つは、日本のチーム、HAKUTOだ。
探査機はロケットで打ち上げる。
ロケットで思い出すのは、アニメ映画「オネアミスの翼」。非常に優れた作品で、打ち上げシーンは何度みても、感動する。

posted by kaihin-amc at 22:29| Comment(0) | 動物病院
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