2017年11月27日

飼い主さんからお手紙をいただいて

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飼い主さんからお手紙をいただきました。治療のおかげでペットが元気になったこと、不安な気持ちを抱きながらの来院だったけれど、スタッフにあたたかな言葉をかけてもらったこと・・・そんなことに対するお礼でした。お母様からのお手紙とともに、まだ小さなお嬢さんからの手紙も入っていて、診察でときに心が張り詰めている私たちスタッフの心をなごやかにしました。

その診察ではたいしたことはしていません。時間にすれば10分か15分ほどでしょうか。それでも、こんなふうに感謝していただけることをありがたいとおもいます。自分を卑下するわけでもなく、こんな自分の仕事でも、こうしてこのご家族のしあわせに役立てたことをうれしくおもっています。それと同時に、飼い主さんの心に寄り添うことのむずかしさ・大切さを考えました。それはこういうことです。

今回のように、ささやかな診療で、予想以上に感謝していただけることもある一方で、診断や治療に全力を注いで、命を助けたとしても、それほど飼い主さんが(こちらが勝手に期待しているほどには)喜ばないこともある。折れた爪の治療をしただけで大喜びする方もいれば、肺水腫という致命的な状態からペットを助けても、その後の継続治療にいらっしゃらず、再びペットを命の危険にさらす飼い主さんもいる。この温度差は何だろう。

それは、私たち動物病院のスタッフが、飼い主さんの本当の気持ち、本当に望んでいることを理解していないのでしょう。「飼い主さんの心に寄り添った診療」、それが私たちが目指すものですが、まだそこにはいたっていないことが多々ある。たとえば、「命は助けました、100万円かかりました」なんていわれたら、一般の飼い主さんは困るでしょう。「こんなにいっぱいの病気があることを発見しました」・・・診断ばかりが大切とはかぎらないかもしれません。

飼い主さんの心にも動物の苦しみにも寄り添う診療、少しずつでもその目標に近づけるよう、努力していきます。

posted by kaihin-amc at 23:05| Comment(0) | 動物病院
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