2017年12月25日

美しい空を撮る場所で、見知らぬ人に

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「ここの空、きれいですよね」

自宅から歩いて数分のところに空が開けた場所があって、私はそこで朝焼けを撮ることがあります。

夜に雨が降ったあとの朝焼け。今朝の空は深い暗みと水分を含んだような色合いを見せていて、格段に美しかった。
バッグからデジカメを取り出して、露出やホワイトバランスをいじりながら、ささっと数枚の写真を撮る。このささやかな一連の動作が意外とすきで、なによりも、美しい空をメモリーカードに収めた満足からか、気持ちが何段階かあがる。

今朝もそんなふうに写真を撮っていたら、斜め後ろから冒頭の声が聞こえてきた。僕より少し年上の女性にみえる。すがすがしい笑顔をみせて、カメラを手にしている。それ以外に荷物は持っていない。今日は休みだろうか、それとも専業主婦だろうか、あるいは出社前だろうか。

「この場所はいいですよね」

突然声をかけられたので、いささか驚いた。驚いたけれども、うれしいともおもった。私とおなじように、この空を美しいと思う人がいること、この場所を気に入っていること・・・。ちょっと考えてみれば、当たり前のことなのだけれど(こんなに美しい空をみられる場所を、私しか気にしないわけはない)、私が気づかないだけで、この場所のファン(?)が結構いるのではないかという事実。

次に写真を撮るとき、そのひとのことを思い出すかもしれない(あ、別にいけない恋の予感などではありません。私には愛する妻と家族がいますから)。そのひとの分だけ、世界はたしかに広がったとおもう。たった一言で、ひとの世界は広がる。



posted by kaihin-amc at 22:59| Comment(0) | 動物病院
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