2018年01月22日

『抗生物質と人間』

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「毎日勉強と読書をする」という新年の目標をなんとか守っています。机の上に広げた本の上に顔を沈め、いつの間にか寝入っていることもありますが、なにか新しいことを知るのは面白い。

山本太郎『抗生物質と人間』(岩波新書)は最近読んだ一冊です。抗生物質の投与が腸内細菌のバランスを崩し、生活習慣病などの病気を生み出しているのではないか、という内容です。まだ裏付けとなる研究データは十分ではないようですが、人間でも動物でも、ここのところ、腸内細菌の研究が活発になっています。

私は日々、来院する動物たちに抗生物質を処方します。皮膚や尿路、結膜や肝臓、そのターゲットとする臓器や細菌はいろいろですが、常に抗生物質を使わないですませられるか、考えます(動物の自然治癒力で治るのが一番いい)。

ところで、動物の成長を早める目的で、抗生物質を投与していることをご存知ですか。そうした目的での抗生物質の使用を見直そうという動きも出ています。その話は後日。
2012年時点における日本国内の抗生物質年間使用量は、有効成分量で総計1700トン前後。うちヒト医療用抗生物質は約520トンであるのに対して、家畜医療用での使用は約720トンとなっている。さらにいえば、成長促進を目的とする家畜飼料用添加物としての抗生物質は約180トンにも上る。
たまにはプライベートの写真。私が帰宅する時間には、子どもたちは眠っています。写真は今日の様子です。子どもたちのしあわせを守るため、より一層仕事をがんばっていこうと日々考えています。
posted by kaihin-amc at 00:16| Comment(0) | 動物病院
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