2018年04月28日

病気を克服した動物たちに感謝します

「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則さんが、こんなことをおっしゃっていました。

「それまではリンゴは自分の部下で、上から目線でリンゴのことをみていた。リンゴが全然実をつけず、私たち家族が貧乏になった。貧乏になって、自分がリンゴのおかげで生きてこられたことに気づいた。土下座をしてリンゴに実をつけてほしいとお願いをした」。

そんな趣旨のお話でした。

どのような仕事もそうなのかもしれません。

どんなに立派で高度な獣医療であっても、動物自身に回復する力がなければ、役にたちません。折れた骨同士を架橋するプレードをつけたとしても、それは仮止めに過ぎず、血液が栄養を供給して、骨を修復する動きが出てこなければ、骨はつながらない。膵炎で吐きつづけている動物に点滴や注射をしても、それは動物が膵炎を克服するまでの補助的なものでしかありません。

「治療のおかげで治りました」という飼い主のみなさんからのお言葉は、とてもうれしいものです。そのために私たちは治療にあたっています。

でも、私たちこそ、がんばった動物たちに感謝をしたいとおもっています。むずかしい手術や内科的治療で元気を取り戻したペットたち。そのペットたちを飼い主さんのもとにお連れするとき、よかったなあとおもいます。それと同時に、その動物が回復する力を持っていたことの幸運というか、動物の奮闘というか、そのようなものをありがたいともおもいます。

驕りたかぶるほどの優秀な頭脳は残念ながら持ち合わせていませんが、これからも、謙虚な気持ちで診療にあたっていければと考えています。

ゴールデンウイーク中も通常診療しています。なにかあれば、いつでもご来院・ご相談下さい。
posted by kaihin-amc at 23:23| Comment(0) | 動物病院
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。