2016年11月04日

台湾の國立中興大學にて

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台湾には特別な思い入れがあります。獣医大学4年のとき、提携する國立中興大學(台中)に実習生として訪れ、現地の学生・先生方に大変お世話になったからです。実習中はもちろん、早朝から夜の遅い時間まで、院生が細々と世話を焼いて下さり、特に実習の合間の食事と観光には、入念な準備をしていることが伝わってきました。形式的に実習生の受け入れをしている、というような印象は皆無でした。

それは歴史的に日本びいきの方が多いことも一因でしょうが、学問・産業などの面で(台湾を独立国家としての「国」と表現するか、あるいは「地域」と表現するか議論はあるでしょうが)台湾が小国である点は否めず、小国ながらもアジア地域で一定の存在感を保つ日本との交流を深めたいとのおもいもあるでしょう。獣医解剖学の教科書などに英語の原書を使っているのは「翻訳した本がない」という。学問を母語だけで学ぶことができれば・・・切実なおもいです。教授の中には、日本の獣医大学で博士号を取得した方も目立ちます。

Frog というあだなを持つ男子は、日本のアニメファンで、アニメをみて、独学で日本語会話を習得していました。滞在中はずっと日本語だけで会話できました。外国にいって、日本人をこんなふうに迎える人たちにはなかなか会えません。ありがたいことです。

写真は國立中興大學の付属動物病院で撮りました。保護しているミミズクです。

台湾では犬のきびしいしつけを目の当たりにしました。それは今度お話ししましょう。
posted by kaihin-amc at 23:56| Comment(0) | 旅先にて

2016年09月26日

その土地の猫たち

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旅先で出会う猫は、その土地の人々の雰囲気に似ている気がする。日本の猫は日本人風だし、パリの猫はパリ風だし。そのあたりは多分に先入観が働いているとはおもいますが、どうでしょう?

写真はとあるヨーロッパで出会った野良猫(ポジフィルムをデジカメで撮ったものです。ポジフィルムはFUJIFILMのPROVIA。あざやかな発色を特徴とするポジでした。いまも売っているのかしら)。原色が映える国では古ぼけたバイクも無造作に咲いている花々も、とても美しい。やせほそった野良猫ですら、美しい。日本と光の質や空気の質が違うのだろうとおもう。

この写真を撮った頃は、フィルムカメラがまだそれなりに元気で、旅先には結構な量のポジフィルムを持っていきました。空港の検査で感光しないよう、鉛の袋にフィルムを入れていたことを思い出します。
この旅に連れていったカメラは3台。キャノンの一眼レフ(フィルム)、ニコンの一眼レフ(デジタル)、ハッセルブラッド(中判フィルム)です。とても重い。荷物の半分以上は写真関係でした。

最近、旅に出ていない。見知らぬ土地の猫に会ってみたいなあ、とおもいはじめています。
posted by kaihin-amc at 01:04| Comment(4) | 旅先にて

2016年06月29日

東京・青山のネコ

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10年以上前になるでしょうか、都内のあちこちにいる野良猫の写真を撮っていたことがあります。住んでいた西神田から飯田橋まで歩いて、夜、街灯のもとにいる猫を撮ったり、昼下がり、下町の猫を探したり。

そのころ、私は獣医学の知識など持ち合わせていませんでしたから、鼻水ずびずびの猫をみても、頭をなでてあげることしかできず、妙に人懐っこい猫たちにピントをあわせ、シャッターをきっていました。

私が足を向けることが多かったのは、青山、護国寺、飯田橋、神楽坂あたりです。猫が多いという理由もあって、護国寺に住んでいたこともあります。一時期、これまた猫が多い谷中の小さなアパートにいたこともあります。

青山は思い入れの強いエリアです。鼻水と目やにでグチャグチャの猫が集う公園。毎週のように訪れた時期がありました(そばには、美しい靴のベルルッティのショップがあります。ファッションの知識を持たなかった私が、人並みに外見に気を使おうと思い立って、最初にお金をかけたのが靴で、一大決心をして、ベルルッティの靴を買ったものでした。「靴にお金をかけなさい」というファッション評論家・落合正勝さんの言葉を信じての行動です)。

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写真は青山の猫たち。私の人生が忙しさをまして、この公園から遠ざかっていたときがありました。1年ぶりだったか、2年はたっていたか、ひさびさに再訪したら、猫は一頭もおらず、雑草がぼうぼうと生い茂っていました。

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時が過ぎるのではない、人が過ぎるのだ、といった人がいました。そう、人も猫も過ぎました。

時間ができたら、また、あちこちの猫たちに会いたいとおもいます。
posted by kaihin-amc at 00:44| Comment(0) | 旅先にて