2018年04月28日

病気を克服した動物たちに感謝します

「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則さんが、こんなことをおっしゃっていました。

「それまではリンゴは自分の部下で、上から目線でリンゴのことをみていた。リンゴが全然実をつけず、私たち家族が貧乏になった。貧乏になって、自分がリンゴのおかげで生きてこられたことに気づいた。土下座をしてリンゴに実をつけてほしいとお願いをした」。

そんな趣旨のお話でした。

どのような仕事もそうなのかもしれません。

どんなに立派で高度な獣医療であっても、動物自身に回復する力がなければ、役にたちません。折れた骨同士を架橋するプレードをつけたとしても、それは仮止めに過ぎず、血液が栄養を供給して、骨を修復する動きが出てこなければ、骨はつながらない。膵炎で吐きつづけている動物に点滴や注射をしても、それは動物が膵炎を克服するまでの補助的なものでしかありません。

「治療のおかげで治りました」という飼い主のみなさんからのお言葉は、とてもうれしいものです。そのために私たちは治療にあたっています。

でも、私たちこそ、がんばった動物たちに感謝をしたいとおもっています。むずかしい手術や内科的治療で元気を取り戻したペットたち。そのペットたちを飼い主さんのもとにお連れするとき、よかったなあとおもいます。それと同時に、その動物が回復する力を持っていたことの幸運というか、動物の奮闘というか、そのようなものをありがたいともおもいます。

驕りたかぶるほどの優秀な頭脳は残念ながら持ち合わせていませんが、これからも、謙虚な気持ちで診療にあたっていければと考えています。

ゴールデンウイーク中も通常診療しています。なにかあれば、いつでもご来院・ご相談下さい。
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2018年04月27日

木曜日の出来事(私の平凡で大切な1日)

木曜日はあっという間の1日でした。以下は極めて個人的な今日の出来事です。平凡ですが、大切な1日でした。

今日は3回、自転車で幼稚園を往復しました(1回目:長男に持たせわすれた体操着を届ける。2回目:次男のプレ幼稚園に参加する。3回目:長男を迎えに)。風が強かったものの、あたたかな日の光で体の細胞が生き返るようでした。

今朝は7時に起床。もっと寝ていたかったが、ずっと前から起きている子どもたちが騒がしい。8時半ごろに妻と長男が幼稚園に出発。

次男といっしょに、妻の実家まで散歩をする。帰宅した妻が、長男の体操着を忘れたので届けるか迷っている。もともと畑の買いものがあったので、私が届けることに。

体操着を届けたのは10時10分ごろ。

その足でホームセンターにいって、野菜の苗(キュウリ・トマト)、種(キュウリ・エダマメ・トウモロコシ)、根ショウガを購入。12時に帰宅して急いで昼食をとる。

12時30分にプレ幼稚園に向かい、14時20分ごろ帰宅。

14時45分に再び幼稚園に出発。長男を迎えるが、自転車での移動中、おもちゃの部品を落としたらしい。後部座席で寝てしまった長男を乗せて、もときた道を引き返しながら、小さな部品を探す。そんなことをしていたら、帰宅できたのは17時ごろ。休みの日は私が料理を作る当番(当番、というよりも、私が作りたいと妻にお願いしている)。親子丼を作る(「おいしいからおかわり」と長男が言ってくれた)


長男をお風呂にいれて、寝かしつけようとしたら、自分も寝入るはめに。22時すぎに目覚める。シャワーを浴びて、おそい夕食をとる(子どもたちだけが食事を済ませていました)。

お腹が落ち着いたところで、幼稚園のお誕生日会の報告書を作りはじめる(妻からの依頼)。

やっと自由時間。気がつけば、0時を回っている。

少なからぬ人たちがそうだとおもいますが、時間というのはままならぬものですね。それでも、子どもたちが健やかに育っていること、それを少しでも手伝えたこと、それだけで今日1日の意味があるというものです。

明日、私畠はお休みをいただいております。ご迷惑をおかけします。
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2018年04月23日

ゴールデンウイーク中の診療について:通常診療いたします

ゴールデンウイーク中も通常診療します(木曜日はいつもと同じように休診日です)。

最近、連休中の診察についてご質問を頂戴することが多いので、お知らせしました。

ブログ更新が滞っております。お伝えしたいことはいろいろとありますが、あわただしい毎日の中で、気がつけばもう夜も遅い時間・・・ということになって、なかなか記事を執筆できずにいました。

私の日常はある程度ワンパターンです。朝6時に起床、6時半に家を出て、3つの電車を乗り継いで、病院に到着。電車内では Podcast で科学や医療、時事問題に関する配信を聞いています。

夜はだいたい22時前後に帰宅。食事、風呂をすませて時計をみると、だいたい23時。就寝は0時前後。眠るまでのこの貴重な1時間を使って、子どもに手紙を書いたり(休日以外はなかなか顔をあわせられないので、日記のような形で手紙を書いています)、本を読んだり。勉強も習慣化していたのですが、肺炎になってからは、あまり無理をしないようにしています。

私の次の休みは木曜日。休みの日の夜にはまとまった時間がとれます。木曜日の夜にはしっかりとした記事をアップする予定です。もう少々お待ちいただければとおもいます。
posted by kaihin-amc at 23:30| Comment(0) | 日記

2018年04月19日

区民農園にいってきました

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今日は借りている区民農園にいってきました。畝をたて、肥料を施して、マルチをはってきました。

借りている広さは 3m×5m というささやかなものですが、素人の私でも、それなりに時間をかけてやれば、収穫期には十分量の野菜がとれます。

1週間ほどして畝の温度が安定したら、野菜の苗を植えはじめる予定です。今シーズンはキュウリ・トマト・ナス・トウモロコシ・エダマメ・ショウガ・インゲンなどを育てようかとおもっています。

posted by kaihin-amc at 23:25| Comment(0) | 日記

2018年04月18日

とある休日

いまは夜中の1時半。熱を出しているのに、夜になっても元気に動き回っている次男を寝かしつけようと、部屋の明かりを落としていたら、夫婦ともどもいつの間にか寝入っていました。

さきほど、ふと目を覚まして、子どもたちのオムツを替え、汗っかきの長男のシャツを取り替え、洗濯物を乾燥機にかけました。

いまはお茶を飲みながら、この記事を書いています。

休日は子どもたちとずっと一緒にいることが多い。長男はお父さん子なので、幼稚園以外の時間は、私とずっと一緒にいます。夜、布団に入るまで、子どもたちはエネルギー全開。限界ぎりぎりまで元気いっぱいに遊ぶので、付き合うのもなかなかに大変です。

休日はそんな子どもたちとの交流であっという間に終わる。子どもたちが眠ったあと、やっと自分の時間になる。ほっと一息というところですが、こんな毎日を、子どもを持つ母親というのは、365日過ごしているのだろうとおもう。育児だけでも大変なのに、掃除・洗濯・炊事をしっかりとこなす妻は偉いなあと感心します。

水曜日は出勤します。おやすみなさい。
posted by kaihin-amc at 01:48| Comment(0) | 日記

2018年04月09日

きょうの一枚:まるみちゃん

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リハビリにやってきた、まるみちゃん。今日もお利口にリハビリ中です。

いつも子犬のような愛らしい表情。スタッフはみんな、まるみちゃんの姿を見かけるたびに、声をかけていきます。
posted by kaihin-amc at 22:47| Comment(0) | きょうの一枚

2018年04月08日

三上獣医師・山根獣医師が加わりました

お二人の獣医師が4月より、海浜動物医療センターのメンバーに加わりました。

三上獣医師と山根獣医師です。

お二人とも丁寧な診察をする獣医師です。飼い主さんの言葉にしっかりと耳を傾けられる獣医師だとおもいます。ともに働けることにワクワクしています。

予防シーズンがはじまって、病院にはワクチン接種やフィラリア検査に来院する犬が続々とやってきています。その一方で重い病気のペットたちも次々と来院しています。

三上獣医師・山根獣医師と力を合わせながら、不安な気持ちの飼い主さんとペットに寄り添った診察ができればと考えています。

posted by kaihin-amc at 22:45| Comment(0) | 動物病院

2018年03月29日

桜が満開ですね

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晴天に恵まれ、桜が満開になっていますね。6連勤でお花見をする時間がなかったので、次の休みまでの桜が散りはじめたら・・・と少しひやひやしていましたが、水曜日のお昼休みに数分だけ桜を間近にみることができました。

花といえば梅、というのは万葉集のころですが、平安時代ごろには桜を愛でる習慣があったようです。いまのようにお花見が盛んになったのは江戸時代らしい。土手沿いに桜を植えたこともあって(しっかりと根をはって土砂崩れを防止する、花見客が土を踏み固める・・・といった理由があるそう)、各地で桜が咲き誇るようになりました。私がすきな浮世絵の版木は桜。堅い桜は何度も刷る浮世絵と相性があったのでしょう。

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最近は病状が重い動物の診療がつづいていて、ずっと気が張りつめていました。ソメイヨシノの淡い色彩をみて、少し肩の力が抜けました。また診療に集中できそうです。

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冬とはちがって、早朝の空はかなり明るいので、冬のようなドラマティックな写真がなかなか撮れません。ひさしぶりにはっとする景色をみたので、シャッターボタンを押してみました。
posted by kaihin-amc at 22:12| Comment(0) | 日記

2018年03月22日

大村先生、お疲れ様でした。

大村獣医師がつい先日、退職しました。

大村獣医師と私は同期入社。苦楽をともにしながら、一緒に成長してきた仲間です。さみしさはもちろん、はじめて出会った日のことを考えると、とても感慨深いものがあります。

獣医師とは何なのか、動物病院とはどうあるべきか、語らったこともあります。先輩獣医師として助言することはありましたが、彼から学ぶことは多々ありました。

体調を崩しながらも、診療にあたる姿をたびたび目にしました。生死の境にある動物に一晩中付き添った大村獣医師の姿も何度見てきました。

獣医師にもそれぞれ個性があり、診療スタイルがあり、飼い主さんとの相性もさまざまです。大村獣医師という個性的な獣医師が去ることは、海浜動物医療センターにとっても大きな損失です。

スタッフ全員、大村獣医師の新天地での活躍を応援しています。少しのんびりしたところもある彼のことですから、きっとあらたな職場でもみなに愛されることでしょう。

決して楽な仕事ではなかったとおもいます。本当にお疲れ様でした。
posted by kaihin-amc at 21:31| Comment(0) | 動物病院

2018年03月14日

お世話になりました:営業担当のKさんへ

1週間ぶりに記事を書きます。

今日まで学生の実習生が来ていました。診療や手術、看護の現場に接したことが、彼女の今後の勉学や針路決定になにがしかの刺激になればとおもいます。

今日はZ社の営業担当のKさんが最後の挨拶にいらっしゃって下さいました。予防薬などでお世話になってきましたが、4月から遠い土地に異動となります。さみしいかぎりですが、新天地でのご活躍を応援しています。風邪をひかないようにして下さいね。

動物病院はさまざまな方の力があって成り立っています。診療に直接かかわる部分だけでも、多種多様な薬(内服薬、注射薬、外用薬・・・)、ワクチン、フード、手術器具などがあって、どれ一つが欠けても最適な診療はおこなえません。どんなに鋭い診断をしたとしても、必要な薬の在庫がなければ、どうにもできません。途切れずにこうした品々を供給して下さるメーカーのみなさんにはとても感謝しています。

話は変わりますが、自宅で、本を詰めていたダンボールを整理しました。引っ越して以来、そのままにしてありました(本当はいつも見えるところに本を置きたいのですが、狭い賃貸アパートにはそんな余裕がありません。獣医学雑誌などは机の下などに何とか収容している状態です)。ダンボール1箱分ほどの本は処分して、詩集や写真集など、美しいというか、心が清められるというか、そのような本はいつでも取り出せるようにしておきました。ささやかなこころの贅沢です。

今日はたまたま開いた詩集から、いまのこころにあった作品を抜粋します(特段、今日の記事の内容とは関係ありません)。

 猫のボブ

赤と白のサザンカが咲きこぼれる
緑の垣根のつづく小道で、
猫のボブが言った。平和って何?
きれいな水? 皿? 静けさ?
それからは、いつも考えるようになった。
ほんとうに意味あるものは、
ありふれた、何でもないものだと。
魂のかたちをした雲。
樹々の、枝々の、先端のかがやき。
すべて小さなものは偉大だと。



posted by kaihin-amc at 23:09| Comment(0) | 動物病院