2016年10月27日

ある日の過ごし方 井の頭自然文化園 餃子 モンベル

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病院は予防シーズンのときのような混雑は落ち着いたものの、状態の悪い動物が目立つようになりました。酸素吸入や点滴が必要だったり、エマージェンシーで蘇生をこころみたり、気が抜けない日がつづいています。ブログを書こうとおもいつつ、なかなか記事に取り組める心理状態になれずにいました。

とはいえ、休日は心身リフレッシュできるよう、大切に過ごしたいものです。

木曜日、長男を連れて、幼稚園の体験クラブ的なものに参加。いっしょに踊ったり、ハロウィンごっとをしたりしました。午後は吉祥寺の「一圓」でおいしい餃子、炒飯、おおきなあんまんをいただいて、食後に井の頭自然文化園に。3歳の長男を連れての行動は気楽にとはいきませんが、心も体もはずむ時間でもあります。
そろそろ僕と長男のエネルギー残量が少ないところで、丸井のモンベルに。アウトドアにも使えるバッグ・靴をのぞいてきました。いま使っているものが、壊れはじめているためです。バッグは25リットルのものが1万500円。どうしようか。帰宅後、裁縫道具を取り出して、バッグのほころびをそれなりになおしてみました。まだ使えるか。

ところで、帰宅途中、目の前で乗用車同士が衝突。

夜は実家の猫の調子が悪いので、様子をみてきました。

いま、長男・次男とも深いねむりについています。これから少し勉強。眠る前は Kindle で気楽な読書をしようかとかんがえています。
posted by kaihin-amc at 23:30| Comment(0) | 日記

2016年10月20日

更新が滞っております

ブログ更新が滞っており、ご覧いただいている方には申し訳ないとおもっております。

予防シーズンがすぎた病院には、重い病気の動物たちが目立っています。

診察件数は非常に混み合う予防シーズンよりは落ちていていますが、1件ずつの診察に時間がかかることが多いです。お待ちになっている飼い主のみなさんからすると、「そんなに混んでいないのに、待ち時間が長い」と感じることがあるかもしれません。そのときには、私たちが状態の悪い動物の検査・治療をしていたり、むずかしい病気の説明に時間をかけていることがあります。ご理解いただけましたら、大変助かります。

診察にお呼びする順番は、受付の順番に従いますが、動物の状態や診察内容によっては、多少前後することがあります。柔軟に診察の順番を動かすことで、全体の待ち時間を短縮しようと考えております。
正直にいえば、それがとても上手にまわる日もあれば、「あそこで時間を無駄にしたな」と病院を閉めた後に反省することもあります。反省をいかしながら、少しずつでも改善する考えです。
posted by kaihin-amc at 23:31| Comment(0) | 動物病院

2016年10月10日

病院からみえる夕暮れの美しさに 『BLUE MOMENT』

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日曜日は午後が少し混みました。雨が突然降ったり止んだりの午前は外出をひかえ、午後にいらっしゃった方が少なからず、というところかもしれません。

「夕焼け、みました?」

薬局でカルテに処方を書いていたら、看護師のTさんが目を輝かせてやってきた。待合の窓からみえる夕焼けが、美しいという。薬局を離れて、外をみる。
一瞬、心が真空状態になる。なんて、きれいなんだろう。
雨がちりを除去したあとだから、空気はきっと澄んでいるのだろう。蛍光灯の下でずっと仕事をしている目には、なおさら、夕空のドラマチックながらも、やさしい色調に満ちた夕空が、しみる。

「カメラを持ってこればよかった。持ってこない日にかぎって、きれいなんだよね」

おなじ写真好きのTさんも同じおもいのようだ。月曜日はカメラを病院に持っていこう。

太陽が沈む前後のわずかな時間、空は特別な美しさに染まる。そんな時間帯のことを BLUE MOMENT というらしい。
もし夕方に来院されたら、窓の外をときおりご覧になって下さい。人の手では作り出せない、無限のグラデーションがみられるかもしれません。

吉村和敏『BLUE MOMENT』、私がすきな写真集の一冊です。

posted by kaihin-amc at 00:22| Comment(2) | 動物病院

2016年10月04日

病院に子どもたちがやってきました

小学2年生が動物病院にやってきました。自分が住んでいる街の職場探検、といったようなものらしい。
総勢20名。30分という短い時間でしたが、うち15分は質問時間です。

「毎日何匹の動物がやってきますか」
「大変なところはどこですか」
「どんな道具を使っていますか」
「何人の人が働いていますか」
「病院に来る一番大きい動物は」
「一番多い病気は」

いろいろな質問が出てきます。
「大変なところは、動物たちは言葉を話せないことです」「聴診器、というものを使って、心臓の音をききます」「セントバーナードというワンちゃんで、体重が80キロあります」「ワンちゃんは皮膚がかゆい、耳がかゆいという病気が一番多いです」・・・そんなふうに答えていきます。

私は小さい頃、人見知りと赤面症で、見知らぬ大人と話すことなんてできなかった。今日やってきた子どもたちはあいさつがきちんとできて、整列もしっかりして、えらいなあとおもう。もちろん、上手に話せない子もいるけれども、一生懸命に頭を使っているのがわかる。そんな心のあり方というか姿勢が、みずみずしい。

子どもたちと話をするときには、細かなことは省略しないと伝わらない。もっとも大事なことをやさしい言葉で表現する必要がある。そして、それこそ、最も本質的な答えになるのだおもう。子どもというのは、優れたインタビューアーだともおもいます。

そして、こんな質問。「どうして、この仕事を選んだのですか」

「とてもいい質問です」。短い時間で考えました。なぜこの仕事を選んだのだろう。無数に存在する仕事の中から、この仕事を選んだ理由、この仕事をつづけている理由。

「それはね・・・」

posted by kaihin-amc at 00:32| Comment(0) | 動物病院

2016年10月01日

飼い主様募集の子猫たち : みんなの行き先が決まりました(10月4日追記)

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お母さん猫に似て、みんな、とてもかわいいです。
右から2番目の子猫は、寝ていたところを連れてきたので、どうしても目を閉じる。

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かわいい子猫たち、みんなの飼い主様が決まりました。関心を持って下さった方々、どうもありがとうございました。子猫たちにはしあわせな毎日が待っていることとおもいます。
posted by kaihin-amc at 23:42| Comment(0) | 日記

2016年09月26日

その土地の猫たち

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旅先で出会う猫は、その土地の人々の雰囲気に似ている気がする。日本の猫は日本人風だし、パリの猫はパリ風だし。そのあたりは多分に先入観が働いているとはおもいますが、どうでしょう?

写真はとあるヨーロッパで出会った野良猫(ポジフィルムをデジカメで撮ったものです。ポジフィルムはFUJIFILMのPROVIA。あざやかな発色を特徴とするポジでした。いまも売っているのかしら)。原色が映える国では古ぼけたバイクも無造作に咲いている花々も、とても美しい。やせほそった野良猫ですら、美しい。日本と光の質や空気の質が違うのだろうとおもう。

この写真を撮った頃は、フィルムカメラがまだそれなりに元気で、旅先には結構な量のポジフィルムを持っていきました。空港の検査で感光しないよう、鉛の袋にフィルムを入れていたことを思い出します。
この旅に連れていったカメラは3台。キャノンの一眼レフ(フィルム)、ニコンの一眼レフ(デジタル)、ハッセルブラッド(中判フィルム)です。とても重い。荷物の半分以上は写真関係でした。

最近、旅に出ていない。見知らぬ土地の猫に会ってみたいなあ、とおもいはじめています。
posted by kaihin-amc at 01:04| Comment(4) | 旅先にて

2016年09月19日

「動物だって敬老の日」を開催しました。

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長寿の犬・猫・ウサギ・フェレットたちが今日、海浜動物医療センターに集まりました。

私たちが表彰したのは、36頭。会場にはそのご家族が計71人いらっしゃいました。
1頭ずつに手作りのメダルをプレゼントして、飼い主のみなさんには一言をお願いしました。長い時間をともに生きてきた飼い主さんの感慨は、私たちがおもうよりもずっと深いものがあって、涙をこらえ、言葉につまる方もいらっしゃいました。

捨て犬・捨て猫を保護して、そのときにはこんなにも長生きするなんておもいもしなかった、なによりも、こんなにも大きな、大切な存在になるなんておもいもしなかった。「私は猫なんて大嫌いだったんです」、それが世話をするうちに、猫びいきになって、家族の立派な一員としてともに生きるようになって。あるいは「大きな病気を何度も乗り越えてきました。今日ここにいることがとても嬉しいです」という方もいました。

足腰がよろよろになって介助が必要になる犬もいます。オムツが必要なときもあります。「睡眠時間が3時間ほどしかない」、そんな生活を送っている方もいますが、どの方のおもいもおなじです。「ずっとずっと一緒にいてほしい」。そんなふうにおもえる存在が身近にいる、本当に素敵なことです。

参加して下さった皆様に感謝いたします。老齢になってからの病気には、正直、てごわいものもあります。でも、老齢になるほどに、飼い主さんの愛情もより強いものになっていきます。私たち動物病院のスタッフは、ささやかではありますが、そんなときには、飼い主さんと手を取り合って、ペットたちのしあわせな毎日を守っていきたいと願っています。

また来年会えますように。

(写真は、飼い主のみなさんが持ち寄った写真の一部で、会場に飾りました)
posted by kaihin-amc at 18:47| Comment(4) | 動物病院

19日は「動物だって敬老の日」を開催します

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「動物だって敬老の日」を19日に開催します。長生きしたペットならではのエピソードを紹介しながら、長寿のペットを大切に飼っているみなさんを表彰します。当日はスタッフの手作りプレゼントも用意しています。ご出席される方に喜んでもらえたら何よりです。

「家ではとってもおとなしいんですよ」。
たとえば、こんなことを飼い主さんがおっしゃることがあります。犬や猫の中には、病院がこわかったり、飼い主さんを守ろうとしたり、いろいろな理由で、病院で攻撃的になる動物がいます。そこまで変わらないまでも、緊張した面持ちで、本来のかわいらしさを発揮できない動物もみかけます。
私たち動物病院のスタッフは、飼い主さんとペットができるだけ緊張しないよう心がけているつもりですが、手を触れる前から、シャーシャー怒って手をつけられない猫もいます。私たちに工夫の余地もあるのでしょうが、いたしかたない部分もあります。
でも、病院でのハンドリング以上に大切なのは、いま牙を向いていたり、爪を立てて襲ってきそうな動物たちは、病院でそうなるだけであって、自宅ではとても愛らしい姿をみせて、家族の一員として生活しているということ、そのことを思い出すことです。

ふとしたときに、飼い主さんがどんなふうにペットに出会い、そして一緒に日常生活を送っているかを教えて下さることがあります。そんなとき、私は目の前にいる動物がいかに飼い主さんにとって大切か、改めて痛感します。気を引き締めて、診療しなければならないとの考えを強めます。

つい先日、レントゲン撮影もできないほどに怒っている猫の診察をしました。ちょっとでも触れようとしようものなら、鋭い爪と牙が飛んできます。その猫の自宅での様子を、スマホの動画でみせてもらいました。おだやかでしあわせそうな寝顔。「とてもかわいいですね」、本当にそうおもいました。

この文章をご覧になっているみなさんも、どれだけ自分のうちのペットがかわいいか、大切か、それを他人にはとても伝えきれないことをご存知でしょう。他人が知ることができるのは、ほんのささやかな一面です。

「動物だって敬老の日」では、長い時間をともに生きてきた飼い主さんがいらっしゃいます。ペットとのエピソード、ペットに対する愛情、長生きしている感慨、どれをとっても、言葉にはしきれないほど豊かなものでしょう。19日はそのわずかな部分だけでも知ることができればと願っています。
posted by kaihin-amc at 00:41| Comment(2) | 動物病院

2016年09月11日

「動物だって敬老の日」 リハーサルをおこないました

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9月19日の開催が近づいてきた「動物だって敬老の日」。今日は会場となる病院4階でリハーサルをおこないました。
高齢の動物たちを伴っていらっしゃって下さるみなさんをきちんと歓迎・祝福できるよう、どんな会場レイアウトがいいか、どんなふうに表彰すればいいか、交流の場をどう盛り立てるか、知恵を出し合いました。

夜、入院動物たちの治療を終えた後、当日お渡しするプレゼントの製作などを進めました。
病院にはイベントのプロなどいませんから、どれだけ気持ちをこめられるかが大切だとかんがえています。

ペットショップで出会った、あんなに小さかったワンちゃんがこんなに長生きするなんて思いもしなかった、か細い声で鳴いていた子猫を保護して、気がつけば20年近い月日をともに生きてきたんだ・・・飼い主さんとペットとの関係はさまざまですが、長い時間と生活を共有してきたことの感慨や感動は、大きなものだとおもいます。

私たちスタッフは、そんなみなさんを心から表彰したいとかんがえています。このイベントやプレゼントで、そのおもいが少しでも伝えられたらうれしい。

長生きしてくれて、ありがとう。動物たちを長生きさせてくれて、ありがとうございます。
posted by kaihin-amc at 22:41| Comment(4) | 日記

心をともなわない褒め言葉なら、犬はよろこばない

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科学誌サイエンスにこんな趣旨の記事が出ていました( Your dog understands more than you think )。

たとえば、人が犬をほめるとき、犬はその「単語」と「イントネーション(言い方)」の二つを区別して認識している。つまり、「賢いね」と伝えるとき、心を込めずに話しても、犬はよろこばない。心を込めて単語を発するとき、犬は喜ぶ。
犬も人間と同じように、脳の左半球で単語を認識して、右半球で言い方を認識する。これは当たり前のようでいて、すごい発見だとおもう。犬も人間も、感情処理の一部において、似ているところがあるのだから。
犬をしつけるとき、ただ、しつけのキーワードをいうだけでは不十分で、本当にそうおもってほめなければ、効果があがらないかもしれない。この研究結果はそんなことを示唆しています。
それにしても、脳の画像検査(MRI)のために、目覚めている犬がMRIの中でも決して動かないようしつけたスタッフの努力には頭がさがります。

ところで、動物関連の記事を探していたら、「1つの種しかいないと考えられていたキリンが、実は遺伝的に4つの種に分類されるかもしれない」という情報がありました( A Quadruple Take on the Giraffe: There are Four Species, Not One )。ヒグマとホッキョクグマほどの違いがあるらしい。
“Science thought there was one species and now genetics show there are four species,” Dr. Janke said. “All zoos across the world that have giraffes will have to change their labels.”
世界中の動物園が、パネルを書き換えないといけないかもしれない、ということです。

ついでに、「犬で一卵性双生児が科学的に初めて確認された」という記事をみつけました。以前からその存在は指摘されていましたが、科学的に裏付けられたのは初めてらしい( These are the first known identical puppy twins )。
アフリカの獣医師が帝王切開で子犬を取り上げたとき、ひとつの胎盤に2頭がつながっていて、遺伝子検査でも、一卵性双生児が確認された、というものです。
posted by kaihin-amc at 01:37| Comment(2) | 動物病院