2018年01月30日

『星を継ぐもの』 『FULL MOON』

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ペットにも救急車があれば、飼い主もずいぶんと助かるだろうとおもう。

つい先日、次男が熱性けいれんを起こした。妻が救急車を呼んで、地域の基幹病院で治療を受けた。救急車という制度、救急に応じる病院の存在・・・本当にありがたいとおもいました。

もちろん、そうした制度を維持するためには、相応のコストが必要で、そのコスト負担を受け入れるかどうかは、その国や地域の人々の価値観や必要性、政治の判断によって違うだろうとおもう。

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31日は皆既月食がみられるといいですね。地球から38万4400km離れている月ですが、光なら1.3秒で到達する。

月と聞いて思い出す本は2冊。ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』。月面調査隊が月で発見した死体は5万年前に死んだ人間という事実からはじまる、3連作の1作目。とてもおもしろいです。2冊目はマイケル・ライト『FULL MOON』。宇宙飛行士がハッセルブラッドで撮った月面。美しい。あまりに美しい。

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2018年01月25日

先日の雪

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なかなか落ち着いてブログを書けずにいました。来院件数が少ない日でも、状態の悪い動物の治療に集中していたり、仮眠をとりながら入院動物の様子をチェックしたり、気が抜けない日がつづいています。

先日の降雪、みなさんはお怪我などされませんでしたか。

私が住む東京・江戸川区でも、東京としてはなかなかの雪が積もっていました。今日は雪が降った翌朝の写真をアップします。

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どなたが作ったかは知りませんが、すごいですよね。

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雪を空にむけてみる。

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駅前の街路樹です。
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2018年01月22日

『抗生物質と人間』

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「毎日勉強と読書をする」という新年の目標をなんとか守っています。机の上に広げた本の上に顔を沈め、いつの間にか寝入っていることもありますが、なにか新しいことを知るのは面白い。

山本太郎『抗生物質と人間』(岩波新書)は最近読んだ一冊です。抗生物質の投与が腸内細菌のバランスを崩し、生活習慣病などの病気を生み出しているのではないか、という内容です。まだ裏付けとなる研究データは十分ではないようですが、人間でも動物でも、ここのところ、腸内細菌の研究が活発になっています。

私は日々、来院する動物たちに抗生物質を処方します。皮膚や尿路、結膜や肝臓、そのターゲットとする臓器や細菌はいろいろですが、常に抗生物質を使わないですませられるか、考えます(動物の自然治癒力で治るのが一番いい)。

ところで、動物の成長を早める目的で、抗生物質を投与していることをご存知ですか。そうした目的での抗生物質の使用を見直そうという動きも出ています。その話は後日。
2012年時点における日本国内の抗生物質年間使用量は、有効成分量で総計1700トン前後。うちヒト医療用抗生物質は約520トンであるのに対して、家畜医療用での使用は約720トンとなっている。さらにいえば、成長促進を目的とする家畜飼料用添加物としての抗生物質は約180トンにも上る。
たまにはプライベートの写真。私が帰宅する時間には、子どもたちは眠っています。写真は今日の様子です。子どもたちのしあわせを守るため、より一層仕事をがんばっていこうと日々考えています。
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2018年01月15日

手術とお腹の中のこと

夜、緊急手術がありました。手術はスムーズに進み、予定よりも早い時間に動物を麻酔から覚ますことができました。

今日も忙しい1日でした。当院を信頼して来院して下さる飼い主さんに感謝しています。昼も予約診察・検査・手術と立て込み、お弁当を口にする時間がありませんでした。かわりに、飼い主のOさんが差し入れて下さったコーラをいただきました。空腹にしみる炭酸がいい。空腹のときの最初の一口がひときわおいしいとおもうものは、このコーラと納豆です。泣けそうになるほどにおいしい。

手術と聞いて、どんなイメージを持ちますか。

動物病院でする手術はさまざまですが、私が毎回感動するというか、感銘を受けるというか、心を動かされるのは、お腹を開ける手術です。皮膚とその下の脂肪、腹膜を切ると、腹腔=つまりはお腹の中が見えてきます。そこには胃や腸、肝臓や脾臓、膀胱、子宮や卵巣、さまざまな名前のついた動脈や血管がそれぞれの臓器に出入りしている風景が広がっています。そういう体の不可思議な部品がゆったりとお腹の中におさまっていて、指をいれて動かすと、腸や脂肪がゆるりと指をさけるように移動していきます。

手術をしなければ、こうした臓器に光があたることは一生ありません。完全な暗闇のなかに鎮座する臓器たち。そのオーナー(?)である犬や猫の意思とは無関係に、臓器たちは働き、どういう論理で配置が決まっているのかわからないような不思議な模様を描いて走行する血管には血液が流れつづけます。

私たちはこうした体が、遺伝子という設計図に基づいてできあがることを知っていますが、それがどんなメカニズムにしても、犬や猫たちのこうしたお腹の中のものたちに、私はいつも感嘆します。

私はいきものというものが一体どんな仕組みで生きているのか、興味を持っていました。獣医師になった理由の一つはそこにあります。今日、ある飼い主さんに獣医師になった理由を尋ねられましたが、獣医師は内科・外科両方を日常の仕事にできる点が非常に魅力的だったこともひとつです。

手術でおもうことは多々ありますが、今日は遅い帰宅になったので、今回はここまでにします。
posted by kaihin-amc at 00:15| Comment(0) | 動物病院

2018年01月14日

午前10時台、午後5時台が比較的空いています:13日はお待たせしました

13日は診察が混み合い、お待たせしました。午前・午後ともに状態が悪い動物が目立ち、午後はエマージェンシーが2件、入院を要する病状の重い動物が1頭、緊急ではないものの状態が不安定な動物が数頭来院しました。

一方でこちらは西田獣医師が急遽お休みをいただいていることもあり、できるだけスムーズな診療に努力したものの、思うように診察がすすまないときもありました。

混雑しているときでも、一つずつの診察はおろそかにはしないよう心がけています。それでも、飼い主さんにこちらの焦るような態度が伝わっていたとしたら、それは申し訳ないことです。飼い主さんにとっては自分のペットが一番大切です。エマージェンシーだから、ということを言い訳にせず、それぞれの診察に集中したいと考えています。

明日は菊田獣医師も出勤します。西田獣医師は日曜日・月曜日お休みです。

なお、病院が比較的空いているのは「午前10時台」「午後5時台」です。必ずではありませんが、相対的にこの時間帯の待ち時間が短いことが多いです。ご参考になさって下さい。
posted by kaihin-amc at 00:01| Comment(0) | 動物病院

2018年01月09日

「何が悪かったのだろう」

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海浜動物医療センターでは、飼い主さんは希望する獣医師を指名できます。ありがたいことに、さまざまな飼い主さんがそれぞれの獣医師を指名して下さいます。私たちはどの獣医師が診察してもおなじ検査方針・診断・治療をするよう心がけており、診療の質にばらつきが出ないようにしています。だれがみてもおなじ診療をうけられる、それが理想です。
それでも、飼い主さんと獣医師との相性というものもあるのでしょうか。飼い主の少ならかぬ方々は「待ってもかまわないから、◯獣医師の診察を受けたい」といいます。

でも、反対に「◯獣医師以外」という希望をおっしゃる方もいます。私たち獣医師も人間です。まずは傷つきます。それと同時に、なにが悪かったのかを考えます。カルテを見返して、診断が間違っているのか、説明不足だったのか、治療の反応が悪いのか・・・。ネガティブな意見は貴重です。

このようにして、正直に希望を伝えて下さる方はありがたいです。不満があったとしても、もう一度、海浜動物病院にペットを連れてきているのですから。別に海浜動物医療センターを選ばず、別の病院を受診してもいいはずです。

何が悪かったのだろう。私も反省することがあります。「検査結果を伝えることばかりに力を入れて、飼い主さんの心の動揺を気遣っていなかったかもしれない」「むずかしい言葉を使いすぎたかもしれない」・・・。毎日が勉強です。

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月曜日は午前が混み合いました。重症の動物が相次いで来院して、検査件数も多かったため、みなさまにはご迷惑をおかけしました。動物の命を救う一方で、飼い主さんの貴重な時間も大切にしなければならず、O獣医師と声をかけあいながら、診療していました。それでも結果としてお待たせすることとなり、申し訳ないと感じております。

写真はそれぞれ別の日にとった、朝焼けです。私のカメラではとらえきれていない色彩もありますが、それでも美しい。宇宙に神様がいるなら、この空というものを作り出したすごさに感嘆します。


posted by kaihin-amc at 00:37| Comment(0) | 動物病院

2018年01月05日

通常診療をしています

病院は通常診療をしています。明日からの3連休も変わらずに診察しています。

金曜日は寒かったですね。耳当て・手袋・マフラーを全部身につけても、防ぎきれない。帰宅後は熱いお風呂に入って、一息つきました。

明日土曜日も冷え込むそうです。防寒対策をしっかりと、ですね。


posted by kaihin-amc at 23:31| Comment(0) | 動物病院

2018年01月02日

今年一年もよろしくお願いいたします

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あけましておめでとうございます。
2018年も飼い主さんのおもいに寄り添った診療を目指します。病気になったペットたちの苦しみや痛みを少しでも和らげ、みなさんとペットとの生活がしあわせなものになるよう、スタッフ一同、力を出し合っていきます。こうした新年の抱負を忘れず、毎日の診療を大切にしていこうと考えています。

正月三が日は予約診療をしております。「ペットの具合が悪い」など心配なこと・困ったことがありましたら、お電話下さい。いつもより少ない人数で診療しておりますので、お時間にご不便をおかけするかもしれませんが、可能な限り、診療いたします。

1日は状態の悪い動物たちが次々とやってきました。なかには処置や検査、治療に時間がかかって、お待たせした飼い主さんもいらっしゃいましたが、どなたも我慢して待って下さいました。ありがたいこととおもっております。
今日の治療で少しでも飼い主さんの不安が和らぎ、動物たちの症状が軽減すればと心から願っています。

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夜、たまったカルテを書いていたら、看護師のみなさんが小腹を満たせるものを持ってきてくれました。あたたかな心遣いが本当にありがたいです。仲間たちのおかげで診療ができること、仕事に集中できることに改めて気付きました。

新年の個人的な抱負:(1)感謝の気持ちを忘れないこと、(2)他人は自分のためにいるのではない。他人のために自分がいることを忘れないこと、(3)1日30分は本を読むこと、1日30分は専門書を読むこと(ただし、体調が悪いときは無理せず、とっとと眠ること。健康管理をきちんとすること。ジャンクフードはほどほどにすること。コーラは1日1リットルを限度とすること、(4)家族を大切にすること・・・以上です。

posted by kaihin-amc at 01:04| Comment(0) | 動物病院

2017年12月30日

鳥と宇宙と2018年

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あっという間に一年が過ぎようとしています。ペットたちがみな元気に年を越せるといいのですが、闘病中の動物たちもいます。私たちの治療は完璧ではありせんが、少しでもおだやかな時間を送れるように手助けできればとおもっています。

そういえば、今年一年の抱負はなんだったかなあ、すっかり忘れていました。来年は具体的な目標を掲げよう。

ナショナルジオグラフィック誌は2018年、新シリーズとして「鳥たちの地球」をスタートさせています。「生態系に欠かせないだけでなく、人の心にとっても大切な鳥たち。2018年、本誌はその驚異の世界と、人間が鳥なしで生きていけない理由を探っていきたい」という。
世界にいる1万種ほどの鳥は、さまざまな環境に適応するため、驚くほど多様な形態に進化を遂げてきた。体の大きさも千差万別で、アフリカに広く分布するダチョウは大きいものでは体高が2.5メートルを超えるが、キューバにしかいないマメハチドリはその名の通りハチぐらいの大きさしかない。ペリカンやオオハシのように大きな嘴をもつ鳥もいれば、コバシムシクイのようなおちょぼ口の鳥もいる。地味な茶色の鳥も多いが、南アジアのルリオタイヨウチョウ、オーストラリアのゴシキセイガイインコのように、花よりも派手な極彩色をまとった鳥もいる。
行動も多様だ。社交的な鳥もいれば、孤独を好む鳥もいる。コウヨウチョウやフラミンゴは何百万羽もの群れをなし、インコは小枝を集めて手の込んだ大きな巣を作る。一方で、カワガラスは単独で山の渓流に潜り、ワタリアホウドリは翼開長が3メートルにもなる大きな翼を広げて、独りで悠々と大空に舞う。水深200メートルまで潜水できるハシブトウミガラスのような鳥がいるかと思えば、ハヤブサは時速400キロメートル近い猛スピードで空から降りてくる。セッカカマドドリのように小さな池のそばで一生を過ごす鳥もいるが、ミズイロアメリカムシクイのように、米国ニュージャージー州の木に営巣してから、はるばる南米ペルーまで移動し、翌年また同じ木に戻ってくる鳥もいる。
空を自由に飛べたなら、どんなにかワクワクするだろうとおもう。

毎朝、毎夜、空を見上げます。星座に疎い私でもわかるオリオン座を横切るように、飛行機が移動していきます。

国際宇宙ステーションがあるのは、地上から400キロメートルのところ。宇宙は地上から100キロメートルからはじまる(どこから宇宙とするからは、幾つかの考え方があるようですが)。

あと1日。引き続き精一杯仕事をしたいとおもいます。
posted by kaihin-amc at 23:50| Comment(0) | 動物病院

2017年12月25日

どんなクリスマスプレゼントでしたか & 年末年始の診療について

気がついたら、クリスマス。今夜は眠る前に、長男の枕元にプレゼントを置こう。私が休みの日に開封したほうがいいとおもったので、1日遅いクリスマス。

暦を気にしない仕事をしているせいか、クリスマスの実感があまりないのがもったいない。
僕も妻も自分たちに特別に何か買おうなんて考えもしなかった。

妻は子どもたちにばかりお金をかけて、自分のことはいつも後回し。子どもたちの食事や洋服、靴、おもちゃ・・・もちろん、なによりも子どもたちの心と体の健康のことを最優先して、自分のためになにか買いたいと口にすることは、めったにない。「布団乾燥機を買っちゃだめかな」「(長男に)ジャンパーを買ってあげたいんだけど注文してもらっていい?」「(次男が)夢中になっていたおもちゃがあるんだけど」。

妻のおかげで、子どもたちは元気いっぱいに育っている。本当にありがたいことです。

家族が元気でいること、それが僕にとっての最高のクリスマスプレゼントです。

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年末年始の診療のお知らせをします。

31日は午前のみ診療しております。
1−3日は予約診療です。ご来院前にお電話下さい。
4日(木)はいつもと同じ休診日です。電話は通じますので、診察をご希望の方はご来院前にお電話下さい。

通常診療と違って、少ない人数での診療となりますが、しっかりと診療いたします。まずはご連絡下さい。


posted by kaihin-amc at 23:14| Comment(0) | 動物病院